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秋分トークキャラバンin浄土寺『三国志』挿絵の誘い

吉川英治『三国志』は平山郁夫が挿絵を描いたことでも知られています。その挿絵は戦乱の世を題材とした物語とはかけ離れた穏やかな風景画で、読む人の目を喜ばせました。この挿絵の味わい方を改めて考えるため、『三国志演義』研究者である龍谷大学竹内真彦教授から吉川英治『三国志』の位置を示していただくとともに、浄土寺小林暢善住職に尾道の歴史に見える怨親平等の精神を素材として日本人の中にある平穏の意識をご紹介いただきます。その上で登壇者二人の視点から、挿絵の楽しみ方や読者に与えたであろう影響について意見を交わす対談を行います。

【特別展示】

・金銅火焔宝珠形舎利容器(広島県重要文化財)

・足利直義仏舎利奉納状(広島県重要文化財)

≪講師≫

■竹内 真彦 (たけうち まさひこ)

龍谷大学経済学部教授。1971年静岡県に生まれる。1990年神戸大学文学部入学(中国文学専攻)、2000年同大学院文化学研究科修了(博士「学術」)。『三国志演義』の成立史と受容史が専門。2001年龍谷大学経済学部講師、2004年同助教授、2007年同准教授を経て2014年より現職。中国古典小説研究会会長・三国志学会評議員を務める。2020年に『最強の男:三国志を知るために』(春風社)を上梓。

■小林 暢善 (こばやし ちょうぜん)

真言宗泉涌寺派浄土寺の六十七世住職。1952年尾道に生まれる。1975年慶応義塾大学東洋史専攻を卒業後、高野山大学大学院密教学修士へ進学。大学院時代に4回ラダックへ派遣され、チベット仏教美術の調査研究に従事。修士修了後、1980年より自坊である浄土寺に帰山。国宝重文等文化財維持修復の業務の傍ら、日本、中国、チベットに継承されている仏教美術(特に曼荼羅)に関心を持つ。他に尾道市文化財保護委員なども務める。

≪司会≫

■趙 麗莅 (ちょう れいり)

中国・陝西省西安市出身。2019年9月来日。2023年広島大学大学院人間社会科学研究科人文社会科学専攻の修士課程(人間総合科学プログラム)を修了し、修士(学術)学位を取得、現在同博士課程後期2年。敦煌学を専攻するため、今年8月の一ヶ月間には若手研究者として平山郁夫美術館へ長期インターンシップ。期間中に9月21日開始予定の「三国志と中国」展覧会の開催準備を学習し、今回の秋分トークキャラバンin浄土寺の司会を務める。

日時:2024年 9月23日(月) 18:30~20:00

会場:尾道・浄土寺方丈(〒722-0043尾道市東久保町20-28)

申 込:不要。参加費無料。

お問い合わせ:平山郁夫美術館 ℡ 0845-27-3800

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