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下図

日本画は岩絵具を水と膠で溶いたもので着彩しますが、この絵の具は油絵具などに比べると乾きが速く、一度乾くと強固になり、剥ぎ落としたり塗り直したりすることが難しいという特徴があります。つまり、一度塗ってしまうと、修正することが難しいわけです。 平山郁夫は、(完成作品である)本画制作にとりかかる前に、まず下図(下絵)を制作して構想を完璧に確立した上で本画を制作しています。
準備段階で作られる下図のうち、完成作品よりも小さな画面で、構図・彩色・雰囲気などをまとめたものを小下図(こしたず)または中下図(ちゅうしたず)と呼び、完成作品と同じ大きさで制作され、実際に下絵として使われるものを大下図と呼びます。大下図は、いわば完成作品の原寸大の設計図と言えます。
厚塗された完成作品では見えなくなってしまう線描の力強さや美しさを、大下図では鑑賞することが出来ます。

群畜穹閭(小下図)
群畜穹閭(小下図)

■制作年/1973年 ■サイズ/43.2x93.8cm

群畜穹閭(大下図)
群畜穹閭(大下図)

■制作年/1973年 ■サイズ/165.0x362.0cm

群畜穹閭 (参考)
群畜穹閭 (参考)

■制作年/1973年 ■サイズ/171.0x362.0cm

光燿厳島(大下図)
光燿厳島(大下図)

■制作年/1993年 ■サイズ/192.0x384.0cm

絲綢之路天空(大下図)
絲綢之路天空(大下図)

■制作年/1982年 ■サイズ/171.0x364.0cm

※作品のコメントは、原則として平山郁夫本人によるものです。

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