館蔵品展
「平山郁夫の原点~瀬戸内とシルクロード」展
令和2年6月3日(水)~9月18日(金)
瀬戸内とシルクロードは、平山郁夫の生涯にわたって重要なテーマでした。故郷・瀬戸内は、幼い頃の感性を育んだ場所であり、シルクロードは、日本画家としての成功の道を切り開いた場所でした。
本展覧会では、日本文化の源流-シルクロードと平山郁夫の原風景-瀬戸内を中心に平山郁夫が描いた世界を展示します。
主催
公益財団法人平山郁夫美術館
後援
広島県、広島県教育委員会、公益財団法人ひろしま文化振興財団、尾道市、尾道市教育委員会
会場
平山郁夫美術館
展示構成
- 第1展示室:平山郁夫の歩み
- 第2展示室:平山郁夫の原点・瀬戸内
- 第3展示室:平山郁夫の原点・シルクロード
入館料金
一般920円、高大学生410円、小中学生210円
(10名以上団体料金…一般830円、高大学生370円、小中学生190円)
開館時間
午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)
【アンコールワット遺跡朝陽】
平成4年 第77回院展(紙本彩色・四曲一隻171×364)
アンコールワット本殿を、少し角度を変えて見るのも新しい発見がある。
北側に回ると、樹木の間から、塔を中心とした構造物が複雑に見え、一段と奥行を感じさせる。
平山郁夫
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【群畜穹閭】
昭和48年 第58回院展(紙本彩色・六曲一隻 171×362)
シリアのアレッポのバザールは国際的に名高い。ここの家畜市場を訪れた。人や動物の体臭、騒音と熱気。加わるにアラブ特有の羊料理の臭気。羊、山羊、牛など時に一万頭以上が集まるという大市場の雰囲気を再現しようとした作品である。
平山郁夫「信念の道程」
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【天かける白い橋 瀬戸内しまなみ海道】
平成12年 第85回院展(紙本彩色・六曲一隻 172×545.4)
大島と今治を結ぶ来島海峡大橋は、小島を三つほど、ぽんぽんと跨いで橋が架けられている。飛石を行く夢の橋となっている。急流の来島海峡は凄い流れで、海流速度を示し船舶に知らせている。青い海に、緑の島を縫って白い橋が大島から今治に結ばれている姿は、神話の物語が、夢が、現実に出現している。
平山郁夫