平山郁夫の軌跡をたどる キャラバン講座in尾道
平山郁夫が旅した道、シルクロード。今講座では特に中国、イランに焦点を当て、画家の軌跡をたどります。
●対 象・・・興味のある方どなたでも
●参加費・・・200円(予約不要)
●会 場・・・尾道市立中央図書館 2階視聴覚ホール(広島県尾道市久保4-1)
【第1回】
日時:10月29日(土)13:30~15:00
講師:佐藤明久(福山市日中友好協会 会長、上海市名誉市民)
演題:「日中文化交流と平山郁夫」
平山郁夫さんは、どんな人と質ねれば「画家」とすぐに誰からも答えが帰ってくる。大正解である。ただ人はひとつの顔だけではなく時によりいくつもの顔に出会う事がある。絵を描くことは様々な自然界の物、人類の創造物との出会いでもある。その出会いは時に「文化財の保護」・「人的交流」の道を歩む身として結びつくことがある。文化・芸術活動のみならず多岐に亘るが、特に日中両国の民間交流から見た 「日本中国友好協会」の会長として歩まれた道をたどる。(佐藤明久)
【第2回】
日時:11月12日(土)13:30~15:00
講師:松﨑 哲(平山郁夫美術館 研究員)
演題:「平山郁夫と見たイランと今」
昭和45年(1970)に初めてイランを旅した平山郁夫画伯は、「私のシルクロードの夢は西に向かってさらに根を掘り起こされるようになった」とその印象を語り、また、「自然崩壊の進む遺跡を目にして、その保存の重要さを強く感じた」と言っていた。
そうした画伯のイランへの思いから昨今の事情までを、絵画作品などとともに紹介する。(松﨑哲)
【主催 平山郁夫美術館、尾道市立中央図書館】