平山郁夫が憧れの敦煌に初めて訪れたのは昭和54(1979)年でした。当時の敦煌文物研究所での体験が敦煌莫高窟の調査研究修復保存活動のきっかけとなり、その後のライフワークである文化財赤十字活動へとつながっていきます。東京藝術大学では「東洋のモナリザ」と称される菩薩像描かれた敦煌莫高窟第57窟をスーパークローン文化財として復元しました。
また、平山郁夫は平和の祈りを込めて、人々がのどかに暮らす姿を理想郷の一つとして多く描いてきました。豊かな自然の中で営まれる人々の交流こそ平和の礎であり、桃源郷の世界といえます。
本展では、仏教美術の宝庫であり砂漠の大画廊と呼ばれる敦煌莫高窟の再現と、平山郁夫が桃源郷として描いた世界を併せて紹介します。
●開催期間:2023年3月18日(土)~5月28日(日)
● 主催:公益財団法人平山郁夫美術館
● 後援:広島県、広島県教育委員会、公益財団法人ひろしま文化振興財団、尾道市、尾道市教育委員会、中国新聞備後本社、朝日新聞広島総局、NHK広島放送局、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、ちゅピCOMおのみち、広島エフエム放送、尾道エフエム放送、南海放送、あいテレビ、愛媛朝日テレビ、テレビ愛媛、愛媛新聞、今治CATV
●特別協力:東京藝術大学COI拠点
● 展示構成
•第1展示室:平山郁夫の歩み
•第2展示室:敦煌莫高窟第57窟 クローン文化財 東京藝術大学
•第3展示室:桃源郷に関する平山郁夫作品
● 入館料 一般:1000円 大高:500円 中小:300円
10名以上の団体は一般:900円、大高:400円、中小:200円
(尾道市内の小中学生は無料)
主な展示作品