平山郁夫は日本画家としての業績だけでなく、ユネスコ親善大使、東京芸術大学学長、日本美術院理事長、日中友好協会会長のほか、多くの役職につきながら文化財保護をライフワークとして活動してきました。平和の祈りを込めた作品を通して、平山郁夫の業績を振り返ります。
期間
2024年11月25日(月)~2025年2月26日(水)
主催
公益財団法人平山郁夫美術館
後援
広島県、広島県教育委員会、公益財団法人ひろしま文化振興財団、尾道市、尾道市教育委員会、中国新聞備後本社、エフエムふくやま
会場
平山郁夫美術館(広島県尾道市瀬戸田町沢200-2)
展示構成
本展覧会は3つの展示室にて開催します。
- 第1展示室:平山郁夫の歩み
- 第2展示室:平山郁夫のメッセージ(日本の風景・しまなみ海道)
- 第3展示室:平山郁夫のメッセージ(世界の風景・文化財赤十字)
入館料金
一般1000円、大高生500円、中小生300円
(10名以上の団体は一般:900円、大高生400円、中小生200円)
開館時間
午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)
チラシデータはこちら(PDF)
次回展覧会はこちら…「再興第109回院展」(2025.3.1〜4.7)
主な展示作品

平成4年(1992) 第77回院展(紙本彩色・四曲一隻 171×364)
アンコールワット本殿を、少し角度を変えて見るのも新しい発見がある。 北側に回ると、樹木の間から、塔を中心とした構造物が複雑に見え、一段と奥行を感じさせる。

平成19年 平山郁夫シルクロード美術館
ひとたび戦争になるとその交易は途絶えるため、文物をはじめ文化や宗教を運ぶラクダのキャラバンは平山郁夫にとって平和の象徴でもあります。一連の「大シルクロード」の作品として描かれた本作には、「白馬に乗ったキャラバンの長」が初の試みとして描かれています。


昭和48年 第58回院展(紙本彩色・六曲一隻 171×362)
シリアのアレッポのバザールは国際的に名高い。ここの家畜市場を訪れた。人や動物の体臭、騒音と熱気。加わるにアラブ特有の羊料理の臭気。羊、山羊、牛など時に一万頭以上が集まるという大市場の雰囲気を再現しようとした作品である。

平成12年 第85回院展(紙本彩色・六曲一隻 172×545.4)