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お知らせ
2024年5月27日(月)~9月18日(水)
会期中無休

平山郁夫にとっての「道」は、都市と都市を繋ぎ、文化や宗教の交流・交易のための重要な要素であり、平和だからこそ人々が行き交うことができると考えていました。そのため平山郁夫の平和の祈りを込めた作品には、様々な「道」が描かれています。本展覧会では、松尾芭蕉を慕い描いた奥の細道や平山の画業の代名詞であるシルクロード、その終着点である大和路を紹介します。

 


 

主催
公益財団法人平山郁夫美術館

後援
広島県、広島県教育委員会、公益財団法人ひろしま文化振興財団、尾道市、尾道市教育委員会

会場
平山郁夫美術館(広島県尾道市瀬戸田町沢200-2)

展示構成
本展覧会は3つの展示室にて開催します。

  • 第1展示室:平山郁夫の歩み
  • 第2展示室:大和路、奥の細道・中尊寺
  • 第3展示室:しまなみ海道、シルクロード

入館料金
一般1000円、高大学生500円、小中学生300円
(10名以上の団体は一般:900円、大高生400円、中小生200円)

開館時間
午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)


 

主な展示作品

【天かける白い橋 瀬戸内しまなみ海道】
2000年 第85回院展
大島と今治を結ぶ来島海峡大橋は、小島を三つほど、ぽんぽんと跨いで橋が架けられている。飛石を行く夢の橋となっている。急流の来島海峡は凄い流れで、海流速度を示し船舶に知らせている。青い海に、緑の島を縫って白い橋が大島から今治に結ばれている姿は、神話の物語が、夢が、現実に出現している。

 

【白い橋 因島大橋】
1999年 
向島と因島を結ぶのが因島大橋である。因島の町や蜜柑畠を走り抜け、道路の左右に海が見えてくると因島大橋である。周辺には、海浜に集落が固まったようにある。道路から集落に近づくと、因島大橋が見上げる視角に入って来る。

 

 

【絲綢の路 パミール高原を行く】
2001年 第86回院展(紙本彩色・四曲一隻171×366)
絲綢の路(シルクロード)は、言葉の持つ美しい響きとは異なり、厳しい道である。私は前年、懸案だった薬師寺玄奘三蔵院の壁画を完成している。荒涼とした岩山を行く隊商に、薬師寺以後、さらに大きな目標を定め、歩もうとする自分の決意を重ねあわせて描いた。

 

 

アフガニスタンの砂漠を行く 月、日
2007年

 

【羽黒山神社五重塔】
1997年

 

【明けゆく松島】
1991年
平山郁夫は松島湾に浮かぶ260余島の島々を一望できる名所・四大観のうち、壮観・大高森からスケッチを行っている。かつて、松尾芭蕉が松島を訪れたときに「松の緑は濃く、枝葉は潮風に吹き曲げられ、その枝ぶりは人の手で自然な形に曲げ整えたように見事である。」と讃えたが、今なお美しい姿を見せているかのようだ。

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